バトルフィールド1 PS Vita

バトルフィールド 1 psvita」が「第一次世界大戦」に回帰したことに対し、賛否両論がありました。このようなデリケートな題材を、特にビデオゲームにおいて相応の扱いができるのか、という懸念は当然でしょう。EAとDICEがそれを達成できたかどうかは人それぞれですが、全くもって素晴らしいキャンペーンを通じて、信じられないほどパワフルな表現を提供することに、誰よりも近づけたと思います。

この10年間で見たシューティングゲームの中で、文句なしに最高のキャンペーンだ。シングルプレイでこれほど素晴らしいストーリー、もっと言えば5つのストーリーが語られるのは、「モダン・ウォーフェア」以来だ。

バトルフィールド1psvitaビネットスタイルのシングルプレイヤーアプローチでは、時間、場所、キャラクターに制限するのではなく、第一次世界大戦の悪夢のような世界的なキャンペーンを構成する未踏の戦争劇場に触れることができます。プロローグと5つの「戦争物語」は、それぞれ約30分から1時間続き、西部戦線の荒涼とした泥だらけの野原から北アフリカの日焼けした砂漠への悲惨な旅に連れて行ってくれました。地理学と年表の両方で大きな飛躍があったため、キャンペーンは第一次世界大戦の政治的複雑さを深く掘り下げることはありません。しかし、興味深いストーリーテリングは、それが表面的なものであると感じることを防ぎます。これらのビネットは、大げさな歴史のレッスンを提供するよりも、第一次世界大戦の人間の物語を伝えることに関心があり、ほとんど効果的な力と優雅さでそうします。